どらねこ路地裏研究所

医療や福祉、社会のことを路地裏から見て考える

パパの産休②

歓迎ムードですし、取得率を上げないといけません。

日本の男性は産休、育児参加が少ないからと―

 

過保護だと言われようと、外国は~と言われようと、産休は母体の回復と慣れない育児のソフトランディングのためにあると思います。平たく言うと、必要なのは家事全般とママのサポートです。

 

パパはおばあちゃんではないし(たまに、主夫のパパや家事に有能なパパもいますがまれです)

「ママ、ベビーちゃんのお世話はボクがするから、いつものようにママは家事をしてよ」なんていう互換性(立場を変えても大丈夫)はありません。

私はジェンダー主義者ではありませんが、女性と男性は出産に関して越えられない生物的な事実があります。ママは命をかけた出産からの回復と、変化する自分の体と歩調を合わせ、ベビーちゃんをはぐくむことを学ばなければなりません。

 

そして、家事

家事も福祉も低く見積もられています。大体のパパは、

「家事は分担してやっています」

ゴミ出し、風呂掃除、食器洗い

やってくれないよりはいいですが、分担(?)というのは綿々とした疑問です。

たとえば、日計、週計、月計を出さなければならない同じ事務職で

「ボク、週計の確認と共有ファイルのアップを分担するから」

と言われたら(えーっ、それ分担かな)と思いますよね。

家事は毎日の生活全般を支えることであり、繰り返しで終わりがなく、ここまでやれば、ハイ、O.K. おしまいは、ないのです。

多くのパパは、そんなことしたことがないのです。

パパが悪いのではなくて、したことがないのはしたことがないのです。なのに、家事なんて誰にでもできると(わが国の男性社会では)思われているので、陸上競技の400m選手に「キミ、3段飛びに出てくれ給え」と言うようなものです。

 

産後の家事は、家事の分担のようなわけにはいかないので(ベビーちゃんのこと以外 “ぜ~んぶ、お願い” )「パ~パぁ、パ~パぁ」と限りなく呼ばれても、家事の包括性(生活のすべてに気を配る)継続性(切れ間なく行う)反復性(毎日の繰り返し)にも耐えられないでしょうし、ベビーちゃんの扱いもママのサポートもわからないでしょう(責めているのではありません)

 

(あー、仕事していた方がいい、、)と思うかもしれませんね。

 

このパパの産休

パパにもママにも、なんか気の毒

 

😼こうなったらヤケ○○です、どらねこの妄想です。

実家、おばあちゃん、バンザイ! でもその恩恵にあずかれない場合、希望すれば産後21日間過ごせる「産後の肥立ちホーム」みたいのがあればいいですね。家事全般をお願いでき、ベテランママもしくはおばあちゃんにお話をしながら過ごせる。パパの産休は半日で、上の子がいる場合は保育園に迎えに行き、ママのところに来てベビーちゃんに会い、ママの希望、いる物ほしい物を聞き、帰って家の掃除くらいする。帰った時に汚くしていたら(ケンカ、売ってるのか)と思われますから、帰ってくる準備をして心待ちにしていただくのがよいかと

 

😼今あるものとして

自治体によっては「擬実家お泊り支援」を行っているところもあります。ベビーちゃんが1歳になるまで3回とかのようですが、支援員さんのお宅にベビーちゃんと一緒に泊めてもらう支援制度です。「ベビーちゃんは見ているから、ゆっくり休んでね」と言われ、涙が出て「出産後初めてゆっくり眠れました」と話してくれたママもいました。

お住いの自治体に聞いてみていただいてもいいかもしれません。